【腐敗の美学】 … 速水×安積 作:和泉 2009/08/04
既に日付が変わってから、一時間が経とうとしている。
しかし、カーテンの隙間から漏れる光は、けして夜空のみが作り出しているモノではない。あきらかに人工的で、柔らかさが感じられない光。
不規則な生活を送るこの部屋の主は、昼間でも睡眠が取れるよう、遮光カーテンにしていたが、今夜はその隙間から外部の光が射し込む。
その光は丁度、ベッドに横たわる男の頬を照らしていた。
だが、余程疲労が蓄積しているのだろう。まるで、目覚める気配がない。
速水は水のペットボトルを手に、男を見下ろす。
つい先刻まで、年齢も顧みず、貪り付いた肢体がすぐそこにある。
相手がどんなに拒み、哀願しても、速水は自分の欲に忠実なまでに、男を犯した。
普段であれば、相手の意志を尊重する。
しかし、極稀に速水自身ですら抑えられない衝動に囚われるときがあった。
頭の片隅では、これ以上は相手に快楽ではなく、苦痛を与えるだけだと判っていながら、速水は自身を止められない。
気を失い、ベッドに沈む相手の姿を目の当たりにして、漸くその肢体から手を離す。
何故こんなにも激しく、そして強引に行為に及んでしまうのか、速水本人ですら分からない。
ただ、欲しいと思った。
この男、安積のすべてを。
勿論、セックスしたからと言って、彼が自分のモノになる訳ではないことは、百も承知のこと。
だが、躯の奥底に眠る、残忍なまでの独占欲が、ふとした瞬間速水を突き動かす。
自分にもまだまだ熱いモノがあるんだな。と自嘲気味に口許を歪ませ、速水はベッドの脇に腰を下ろす。
出会ってから二十数年。自分はさほど変化していないつもりだが、ベッドに横たわるこの男は、結構な変貌を遂げている。
良い意味でも、悪い意味でも、立派に年相応の『中年男』だ。
刑事としての苦労からか、口許と目元に小さな皺が刻まれている上、血色も良くない。
疲れ果てた『中年男』の寝姿など、本来なら見るに耐えないもののはず。
だが、安積を見つめる速水の口許は、小さく綻んでいた。
俯せに眠る安積の表情は、寝ているのにも拘わらず苦悶の色が濃い。
一体どんな夢を見ているのか。
苦笑のような笑みを口許に刻みながら、速水はそっと上掛けから除く、安積の剥き出しの肩に触れる。
骨ばった、お世辞にも触り心地が良いとは言えない感触に、再び内側からゆっくりと突き上げる、鈍く混濁とした感情が目を覚ます。
つい先刻まで、これ以上は苦痛でしかないと思えるほどに貪ったはず。だが、速水の中の劣情は衰えを知らないようだ。
いや、誰に対しても、野獣になるわけではない。
この男相手だからこそ『獣』になるのだ。
先刻触れた肩に、ゆっくりと口唇を這わせた。
薄い皮膚の先に硬い骨の感触が、唇に伝わる。
若い頃は筋肉で覆われていた肢体の部分、部分が、歳を重ねるごとに贅肉だけ残して姿を消す。
特に腹部は少しの気の緩みで、意図も容易く無駄な肉を付ける。勿論、速水も例外ではない。ただ、安積よりも日頃から躯を鍛えているから、中年体型にならないだけのこと。
その点、安積は違う。
係長の職に就くようになり、確実に彼は現場に出ることが減った。皆無というは訳ではない。ただ、役職に就いている以上、下の人間のように率先して事件に着手することは出来なくなった。警部補には警部補としての仕事が帳場内にはあるのだ。と、以前管轄内で発生した事件の捜査が出来ないことへの不満を、必死に隠しながらも、そう漏らしていたことを速水は覚えている。
やりたいことを思うように遣れず、そのくせ部下が結果を出すことが出来なければ、出来ないで上司から注意と言う名の小言を貰うのだ。
本当に割りの合わない位置にいるよな。と、速水は肩に口唇を押し付けたまま、柔らかな笑みを浮かべる。
常日頃から、自分は大人になりきれないと言う安積だが、速水に言わせれば、大人になりきれないのならば、徹底的にならなければいいと思う。
現に速水自身、上司にどんな評価を付けられようと、気にも留めない。給与査定や昇進を臨む者たちとは違い、速水はこれ以上、上を目指す気はなかった。
給与面もけして高給ではないが、一人で生活するぐらいであれば、まったく問題はない。当然、仕事面でも、自分の好きに出来る一小隊を手に入れたのだ。それ以上を望むつもりはなかった。
高みを目指さなくとも、従順な部下がいて、ある程度自分の好きに出来る今のポジションを、速水は気に入っているのだ。
だからと言う訳ではないが、好きに生きている分、速水は何時までも歳を感じさせない活力に溢れていた。
その意味では本当に安積は、いい具合に『中年男』へと変貌を遂げている。
速水はニヤ付く口許をそのままに、安積がくるまる上掛けに手をかけ、ゆっくりと引き剥がす。
日頃の心労は顔に、不摂生は肉体に如実に現れる。
普段はスーツで躯のラインを隠しているため、気付かないが脱いでしまえば一目瞭然だ。
僅かに残る筋肉以外は、完全に地球の重力に逆らうことを諦めた肢体を晒していた。
この姿を『醜い』と嫌う者もいるが、速水にしてみれば、それが人間本来の姿であり、なにより安積自身であれば、強い情欲の対象に変わる。
無頓着そうな速水が、激しいまでの独占欲と執着を見せるのは、この男にだけだ。
抑制の利かない感情は、眠りの世界に身を委ねている安積の、弾力さを失いかけている肩の皮膚に、歯を立てると言う暴挙に出る。
「ッ……!?」
相手に痛感を与えるほどの強さで、柔らかな皮膚を咬むと、軽く鬱血したのが判る。愛撫で出来た痕とは違い、生きている人間の生々しさが感じられた。
速水はその痕跡に満足することなく、そこここに唇を押し当て歯を立て続けると、無理矢理意識を眠りの世界から引き戻られた安積が、眉間に皺を刻み、瞼を押し上げるのが視界に入る。
睡眠を妨害された彼は、不機嫌さを隠すことなく、はっきりしない意識の中、速水を睨み付けてきた。
本当に人間の条件反射は凄い。
速水が不埒な行動を起こせば、一瞬で反応を見せる。さすがに日常化しているからか、速水自身も安積がどんな態度に出るか、容易に予測することが出来た。
そして自分の想像と寸分違わぬ反応をされると、堪らない恍惚感を得る。
自分以上に彼を理解している人間は、この世に存在しない。と。
そう、自分は彼の別れた妻よりも、彼を知り、受け止め、そして受け止められているのだ。
女は大抵パートナーに不満を抱くと、『男は身勝手だ』と言う。
しかし、それは男にだけ言えることではない。
いや、今のこの時世では、男より女の方が『身勝手』で『我が儘』な生き物だと速水は思っている。
些細な不満を忘れることなく、心に蓄積させていき、突然それらを爆発させる。男はいつまでも記憶に留めておかない為、別れを切り出されると、大抵が『突然の出来事』として脳が衝撃を受けるのだ。
女は苦痛を何時までも、覚えている生き物であり。
男は一日も早く、過去のこととして処理してしまおうとする。
女にとってそんな行動を起こせる男は、『自分勝手』で『自己中心的』に映るのだろう。
いくら男が心で愛情を抱いていても、女はそれを言葉と態度で示してくれなければ分からないと、苛立ちをぶつけてくる。
だが、女がそんなことを口にするときには、大体自分自身の中で、一つの区切りがついていることが多い。
女からの別離の言葉は、男にとって前触れのない『突然の出来事』であっても、彼女たちにとってはずっと考えていたことなのだ。この時点で、女たちが男の主張に耳を傾けることはない。
自分で決めたことイコール、誰にもそれを覆すことは出来ないことなのだ。
速水はそんな女たちを責めるつもりは毛頭ない。女たちは女たちで、苦悶していたのだろうから。
しかし、安積の元妻に対しては違う。
彼女はサラリーマンの男と結婚した訳ではない。
『刑事』と結婚したのだ。
その時点で、男は家庭を妻になった女に任せ、日々発生する事件に、心血を注ぐ。
家庭を顧みない行動にでることは、容易に想像ができ、尚且つ受け入れなければいけない事のはずだ。
下手をすれば、命の危険を伴う任務もある。
男たちはそれらと戦い、疲れ切った心身を癒してくれる場所として、家庭を持つ。
だが、覚悟の足らない女たちは、そんな男たちを理解しようとはせず、不満を抱く。
結果、愛した男を理解することが出来なくなり、別離するのだ。
速水は安積が結婚したとき、彼に対して、何故結婚するのかと疑問を抱き、離婚したときは、別れた彼の妻に、何故離婚したのかと、不快感を覚えた。
たった紙切れ一枚で、家族になり、他人になる。
こんなにもあっさりと関係が変わることの意味を、速水はいまだに理解できずにいた。
たった一枚。
たった一枚の紙切れで、この男を手に入れておきながら、これまた、たった一枚の紙切れで、この男を手放した。
法の名の下で職務に就く速水にとって、けして法律が万能ではないことは知っている。
だが、その法がどんなものより強い時があることも、速水は熟知していた。
法は人を守るとともに、裁くものでもあり、時として二人の人間を一つに拘束する力がある。
万能ではないものの、けして侮ることの出来ないもの。
もしくは性質の悪いものだ。
そんな紙切れに翻弄され、傷つく者がいる。
速水にとって夫婦も、家族もさほど興味はない。
人間は面白いと思う反面、最も深く付き合いたくないのも人間なのだ。
煩わしく、面倒な事が必ず付いて回る。
その点、一人は気楽だ。自分の好きに時間が使え、自分以外のことで悩む必要もない。人生すべてが自分のものなのだ。
速水はそんな自分の生き方が好きだった。
あの瞬間。
安積が結婚すると知らせを受ける前までは。
結婚し、数年後に離婚するまでの期間、速水が安積に会ったのは、両手で足りるほどだった。
意図して避けていたわけではない。
ただ会う機会がなかっただけだ。
いや、これは自分に対しての言い訳かもしれない。
本心を言えば、会いたくなかった。
何故なら、結婚してから久々に再会した彼が、幸せそうには見えなかったのだ。
自分の眼に、どうしてそう映ったのかは分からない。
ただ、彼の表情が自分の知る安積剛志ではなかったのだ。
離婚したと耳にした数日後、偶然にも見掛けた彼は、やはり速水の記憶の中の安積とは異なっていた。
しかし、結婚していた時に感じた違和感はそこにはなく、『刑事』の風貌をした一人の男がいた。
いい顔だと純粋に思えた。
青年から中年の男へと変貌したのを、目の当たりにしたように感じる。
そう、人によるが、確実に安積は老いることで、男としての精悍さが増していく。と、同時に速水の食指を掻き立てた。
いい加減、歳なのだから体力的にも、限度があるはずだと、安積はよく言う。
だが、速水に言わせれば、『歳だから』の一言で逃げるのは、自分の可能性を否定していることであり、勿体無い行為だと思っている。
限界を自分で決めず、突き進む。
これが速水のモットーであり、信条だ。
だからこそ、極稀に相手のことを気にする余裕もなく、欲情に突き動かされるときがあった。
欲しい。と、本能が叫ぶままに。
「……速水?」
肩に軽く歯を立てたままの相手を、訝しむ安積の瞳と眼が合う。
眠いところを無理矢理起こされ、不機嫌な表情が一変、不審気な眼差しの中に、相手を気遣う色が浮かんでいる。
本当に甘い男だ。
その優しさに何度も付け込まれているのに。
自然と浮かぶ口許の苦笑を隠すかのように、速水は肩のラインから肩甲骨へと、口唇を滑らせた。
「ッ!? 速水、いい加減に……ッ!」
「足りない」
「ああッ?」
肌に触れたまま囁くことで、微妙な唇の動きが小さな刺激となって、安積の鈍くなっていた神経を蝕む。
一瞬、速水の齎す感覚に飲まれそうになるものの、安積は培った忍耐力で振り払うかのように、喘ぎとも返答ともつかない声音をあげる。
「……足りないんだよ。全然」
「……ッ? ……速水……ッ!」
今度は嫌でも判るよう、あからさまに速水は安積の脇腹を撫で上げ、その意図を伝える。
肩甲骨へと滑らせた口唇で、その箇所を軽く吸い上げると、甘噛みとは到底言えない強さで歯を立てる。肩に残る痕よりも、はっきりと存在を主張する痕跡。
それはもう、キスマークと称するには、些か抵抗のある痣だ。
皮膚の表面から、僅かではあるが血が溢れている。大袈裟な治療はいらないだろうが、明日の朝、シャツを着たとき、布が傷口に触れ多少の痛感は受けることは予想できる。
こんなにもあからさまに、自分の痕跡を安積の肢体に残したことはない。少なくともこれまでは、安積に配慮し、自制してきた。
しかし、今夜は無性に、この老い始めた肉体に、自分の触れた証を残したくなった。
撫でる腹部の、若い頃であれば有り得ない若干の弛みが、掌に心地よく感じる。
美しさの定義が、『若い』ことに偏りつつある昨今。しかし速水にとって、『若い』ことはただ未熟なだけであり、魅力には繋がらない。
彼は常に、人間臭さを求めていた。
老いることも、朽ちていくことも、すべてが自然の摂理であり、逃げることの出来ない現実なのだ。
無駄な若作りをする者が増える中、安積は着実に、年相応の老いが、全身に出ている。
面白いと感じるとともに、堪らなく愛しくなる。
「おいッ、速水……ッ!」
脇腹や腰のラインを執拗に撫でる速水に、強引に覚醒させられた意識が、本格的に活動を始める。
這い回る男の厳つい手を引き剥がそうと、その手首を掴むが離れる気配がない。
力の差は歴然だ。
余裕を見せる速水に対して、安積は無理な体制のなか、必死に逃げようと抵抗を試みる。
もうそろそろ、学習能力がついても良さそうなものだが。
結局は無駄に終わると判っていながら、一度は必ず抵抗してみせる安積に、速水は苦笑を浮かべる。
おそらく、彼のプライドの問題なのだろう。
男でありながら、同性に組み敷かれ、いいように蹂躙されることへの、言い訳が出来るように。
何故、そんな建前が必要なのか。
もっと自分に素直になればいい、この男も。
「いい加減にしろ……ッ、速水!」
叱責するかのような声音は、当然のごとく迫力に掛け、やけに艶めかしさを含んでいる。
当然だ。
絶え間なく安積に触れる速水の指先は、確かな性的ニュアンスを伴い、相手の情欲を引きずりだそうとしている。
もう、安積に逃げ道はない。
「お前……! まさか……ッ」
「まさかもなにも、言ったろう? ……まだ、足りない。って」
「……ッ」
力任せに安積の肩をベッドに押さえつけると、速水は上から覗き込むように、男の瞳を見つめ不敵に微笑んだ。
一瞬、あきらかに安積の肩が小さく震えた。これが密時の男女であれば、期待しての反応と受け取れるかもしれない。
しかし、これは安積が速水に対して、示した反応だ。そんな色めいたモノではないことを、速水は十分に理解している。
恐怖を感じているのだ。
『獣』の瞳を向ける速水に。
「なぁ……、もっと俺だけを見ろよ……安積……」
「……速水……ッ」
首筋に歯を立て、肩同様小さな内出血をさせる。
完全にスーツでは隠すことの出来ない箇所に、速水は自分の痕跡を残す。勿論、この程度のことで満足はしない。
愕然と瞳を見開く安積と目線を合わせたまま、速水はゆっくりと顎先を噛み、舌を這わせながら、相手の口唇に食らいつく。
先刻よりも明確に震え出す肩を、指が食い込むほどの強さで押さえ込み、速水は己の本能の赴くまま蹂躙する。
本当に極稀にだが、小さく燻ぶり出す己の激情に、少しでも気を抜けば飲み込まれてしまいそうになることがある。
……そう、今のように。
「……安積……」
巧みな大人の接吻とは程遠い、本物の野生の獣が獲物を食すかのように、速水は安積の口唇を貪る。
そこに悦楽はない。
息苦しく、恐怖心を煽る接吻。
無我夢中でもがき、逃れようと必死になる安積を嘲笑うかのように、速水は容易く抑え込み、己の欲のみで行動を続ける。
感覚や感触を味わい啄むような接吻ではない。まさに貪り、食い尽くすかのように、速水は安積と口唇を重ねた。
上唇を噛むと強く吸い上げ、舌先でその弾力を確かめる。
不本意ながらも慣らされたはずの肢体は、今の速水に恐怖を感じているのか、肩を震わせ、唇を堅く噛み締め相手の侵入を拒む。無駄な抵抗と判りつつも、雄の本能行為なのだろう。
強情なまでに、唇を硬く引き結ぶ安積。
それを突き崩していくことを楽しむかのように、速水は巧みに舌を動かし、薄い皮膚に覆われた唇を愛撫する。
根競べのような接吻は、けして番狂わせが起きることもなく、先に根を上げたのは安積だった。
鼻呼吸だけでは、息苦しさは緩和されず、生命維持の条件反応で、安積が食い縛る歯の力を弛めた瞬間、絶妙なタイミングで速水の舌先が口腔に滑り込む。安積がその生暖かい侵入者を拒むため、再び歯を噛み締めようとするより早く、速水は新たな手に出る。
相手の頬骨に手を添えると、口を閉じる事が出来ないように固定してしまう。
この行為で安積の退路を断つのは、お手のものである。
「やめ……ァッ! ん……ッ、速……水ィッ!」
必死に抵抗を試みる安積を、速水は冷静に逃げ道を塞ぎ、的確に追い込んでいく。
男が男を抱くと言うのは、そんな簡単なことではない。だからこそ、安積と関係を重ねることで、自ずと身についた。どうすれば相手の抵抗を封じ、己の情欲を注ぎ込むことが出来るかを。
逃がす気はない。
一度、この手から擦り抜け、二度と戻ってくることはないと思っていた存在が、今ここにある。
この現実に甘んじることなく、速水は餓え続けるだろう。
彼を縛り付ける明確なものがない限り、永遠に……。
見えない鎖で繋ぎ止めるかのように、速水は安積の肢体に腕を絡ませ、強く抱き締めた。
自分の執着が、執念のように感じながらも、速水は狡猾な笑みを浮かべる。
己の腐った情欲を安積に注ぎ続けることで、彼も自分と同じように腐敗すればいい。
弾力を失った皮膚を食い破り、醜悪な姿を曝し腐食する安積を、想像しながら、速水は口角を吊り上げ、残忍な笑みを浮かべつつ、腕の中の肢体を貪った。
綺麗な恋など、所詮世迷言だと言うかのように。
〜Fin〜
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